animal coordinator
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米カリフォルニア在住。父はサミュエル・フラー監督作品『ホワイト・ドッグ/魔犬』(81)、 ブライアン・レヴァント監督作品『ベートーベン』(92)、ジョージ・ミラー監督作品『ベイブ 都会へ行く』(98)などを 手掛けたハリウッドを代表する動物トレーナーのカール・ルイス・ミラー。父のアシスタントを務めながら22年間さまざまな作品に関わる。 ハリウッドのほか、ヨーロッパでの仕事も多く、1994年から現在も続く大ヒットドラマシリーズ「REX」では、刑事犬レックスの活躍を描き、 オーストリア、イタリアで爆発的に人気を博す。この功績が制作会社の目に留まり、本作でコーディネーターを努めることとなった。
キャスティングした犬たちにどういったトレーニングをしたのですか。
ブダペストで一緒に働いたコーディネーターは野良犬と飼い犬を、一緒に扱わなければなりませんでした。 彼はアニマルシェルター(動物保護施設)の犬たちと飼い犬をコミュニケーションさせるため、週に数回、牧場に連れて行ってくれたんです。 A地点からB地点まで走らせるんです。犬たちは、特別な演技指導やコーチングを必要としていませんでした。AからBへと走るだけでしたから。
暴力的な演技のシーンは犬たちをどのように訓練したのですか。そして、暴力的なシーンの撮影後に、犬たちを再び社会に順応させることはできたのですか。
犬たちは私の作品であり、仕事であり、ペットでした。1日24時間、週に7日間一緒にいたので、とても身近な存在でした。 彼らを落ち着かせるためには、ペット・オーナーとして私自身が安定した精神状態でいなければなりません。 重要なことは100%犬たちを落ち着かせておくことです。12歳の少女との仕事ですから、乱暴な犬、情緒不安定な犬がいてはなりません。
ドッグファイトのためにどんなトレーニングしましたか。
トレーニングの猶予は2ヶ月。 1ヶ月はロサンゼルスで、ロトワイラー(大型警察犬)、その訓練士と共に過ごしました。残りの1ヶ月はブタペストです。 美術さんが1ヶ月かけてセットを組みましたから、犬たちはセットに慣れることができました。撮影の日には、犬たちの気が散ってしまう劇的な変化はないよう、 気を使ってくれました。おかげで、1ヶ月間以上かけて犬たちをなだめ、楽しんで取っ組み合いをするよう指導できました。
とてもいい演技を犬たちから引き出していますが、撮影前のほんの数ヶ月、彼らと過ごしただけなんですよね。
一連の流れを考えれば本当に短い期間です。犬たちとは10月に知り合い、彼らは生後10ヶ月ぐらいでした。2月に撮影を始めたので、 たった4ヶ月の社会化期間と訓練期間です。彼らのほとんどは、若くて素朴で旅行経験もないので、世界を見るのも初めてでした。 動物たちとの仕事は、彼らに求めることと、彼らの自然な行動を合体させることでした。動物たちに自然な演技をさせるには、それがベストなんです。
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